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VOL.1
VOL.2
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セメントって何なの?生コンはどうやってできるの?・・・
いろいろな疑問点をQ&A方式でまとめてみました。
セメント協会「セメント・コンクリート問答集」より
(内容は定期的に更新いたします)


生コンクリートに関わる疑問点・質問等ございましたら下記のアドレスまでご一報ください。 確かな技術員が即時ご解答いたします。

VOL.2
Q.
貯蔵中のセメントの風化を防ぐには?
Q.
セメントはどの位の期間保存しておけるものですか?
Q.
セメントの新しいものと古いものとの簡単な見分け方は?
Q.
どういうセメントが良いセメントですか?
Q.
セメントは体に害はないのでしょうか?
Q.
コンクリートの長所と短所を教えてください?
Q.
夏季に打つコンクリートにはどんな注意が必要ですか?

貯蔵中のセメントの風化を防ぐにはどうしたらよいですか?
 セメントは、空気にふれると風化し、品質は劣化します。この性質はセメントの持つ最大の欠点と言っても良いでしょう。セメントの風化は、まず空気中の水蒸気やその他からくる湿気がセメントに作用すると部分的にセメントに水が入ったのと同じような状態を示します。ここに空気中の炭酸ガスが作用して、セメントが部分的に原料も石灰石にもどってしまうのです。
 
   したがって、風化を防ぐには、空気の流通を少なくするか、遮断することが大切なことです。セメント貯蔵倉庫は、床を高くして地下からの湿気を防ぎ、床上は風が通らないように密閉することが第一条件です。
  そしてセメントの各袋はできるだけ寄せつけて一山にしておくのが良いようです。長く貯蔵しなければならない時には、この山の上から厚いビニールまたはシートなどを被せておくと風化を防ぐのに有効です。ミニスカートになると風邪を引きますから、ロングスカートで下まで十分にくるんでください。一山にしておくと例え最外部の層が多少風化してもそれが防壁となって、内部まで湿気や湿風が通らないのでかなり長時間保存しても2層目からの袋はほとんど風化を認めない状態におくことができます。
 
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セメントはどの位の期間保存しておけるものですか?
 保存の方法により異なります。袋入りセメントを貯蔵した場合、3ヶ月以上は保存できないと考えられます。
 しかし、ビニールなどで被った場合は、かなりの保存ができますし、最近、紙袋に樹脂などをラミネートしたものまたは、ビニールを一層入れたものなどあり保存性が向上することになります。 また、バラセメントとしてサイロ内に貯蔵したものは、6ヶ月経っても品質の劣化がない例もあり、かなり保存できると思います。
 
 
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セメントの新しいものと古いものとの簡単な見分け方はありませんか?
 風化したセメントの品質劣化は、強熱減量の増加、比重、粉末度の減少、強度低下をきたします。軽微な風化の場合には、外観上変化はありませんが、風化が進行すると固形物を生じます。
 しかし、固形物が手で簡単にほぐれる程度ならば使用しても差し支えありません。
 
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どういうセメントが良いセメントですか?セメントの色は、セメントの性質と関係がありますか?細かいセメントは良いセメントですか?

 最近市販されているセメントで、日本工業規格(JIS)に合格しないセメントはありません。
 したがって、風化していないものであれば一応安心して使用できます。セメントの良し悪しは使用する目的により異なり、使用目的に応じ、セメントの種類を選べばよいと思います。

 
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セメントを吸い込むと体に害はないのでしょうか、セメントを扱うと手がかぶれますがどうしたらよいでしょうか?

 どんなものでも粉じんを肺に吸い込むことは、健康上良くないことなどで、粉じんの多い場合は防じんマスクをつけることです。しかし、セメントの主成分である石灰石は、血液中に溶けるのであまり心配ないといわれています。じん肺も、セメント工場に多いということはありません。セメントにふれると手が荒れる人がいますが、セメントは、アルカリ性ですのでアレルギー体質の人は特に手が荒れたり、かぶれたりすることがあります。この場合、セメントが手にふれないようゴム手袋などで手をカバーするとともに手洗い後、軟こうなどをすりこんで下さい。また、セメントが目に入ったときは、すぐ水洗いするなどの処置をとってください。

 
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コンクリートの長所と短所を教えてください?
 長所には次のようなものがあります。
1. コンクリートを造るのに必要な材料が比較的安く簡単に手に入ります。
2. セメントや骨材を、それぞれ必要な量だけ簡単に運べるので比較的不便な現場でも施工が可能です。
3. 現場で材料を計量し、練り混ぜることができ、しかも高強度の構造物をつくることができます。
4. コンクリートは練り上がり後1〜2時間までは、流動性をもっているので型わくを工夫すれば、どんな形状にでも仕上られます。
5. 圧縮力には比較的強く、風化とか火災に対して丈夫で耐久的な構造物が得られます。
6. コンクリートの自重を生かして、安定した構造物が施工できます。
7. 施工が簡単で完成後の維持修繕が少なくてすみます。
8. コンクリートは遮音の効果があります。

 欠点を挙げますと
1. 鋼材に比べると靭性(ねばり)が劣るので、大きな断面が必要でどうしても重くなります。
2. 引張力に対して弱く、鉄筋の助けが必要です。
3. コンクリートが硬化するまで、ある程度の養生日数が必要です。
4. コンクリートはひびわれが入りやすい。
5. つくるのが簡単なだけに粗雑になりやすく、入念な管理が必要になります。
6. 化学抵抗性が劣る。特に、酸に弱い。
7. 構造物を改造したり、取り壊したりするのが困難です。
 
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夏季に打つコンクリート(暑中コンクリート)にはどんな注意が必要ですか?

 夏場のような高温時では、コンクリート温度も高くなり、セメントと水の反応が急激に進み表面からの水分の蒸発も多くなって、コンクリートは水をたくさん欲しがります。(水が多いことはコンクリートにとってあらゆる面でよくない)施工するときもコンクリートの流動性を早く失うことになり、十分に構造物の隅々にまで流れにくく欠陥を招くことになります。流動性を保つためにややもすると水を加えたりして、コンクリートの強度を弱めることになります。また、高温のため、打設したコンクリートの表面から水分が急激に蒸発してコンクリート表面にたくさんのひびわれを発生することがしばしばあります。このように夏季に打つコンクリートはその品質低下を招く要因がたくさんありますので、製造・施工時には次のような点に十分注意しなければなりません。
 まず、第1にコンクリートの温度をできるだけ低くする必要があります。そのためには「コンクリート中の7,8割を占める骨材を直射日光から避けたり、水をかけて冷やすようにする。練り混ぜ水はできるだけ低温度のものを用い、また、セメントもできるだけ低温度のものを用いる、などの配慮が必要でしょう。(骨材の温度を10℃変化させるとコンクリートの温度は約6.5℃変化する。セメントの温度を10℃変化させるとコンクリート温度は約1℃変化する。水の温度を10℃変化させるとコンクリートの温度は2.5℃変化する。)」。
 第2は、施工時の注意点ですが、コンクリート打込みに先立って地盤、基礎などコンクリートから吸水する恐れのある部分を十分にぬらす、できるだけ早く打込む。打設時期をコンクリートの温度が高くならないような時間を選んだり、種々の方法を考えること、第3は施工後の注意点としてコンクリートの表面から水分ができるだけ蒸発しないように日よけ、風よけなどをしてコンクリートを保護する。また、散水などして十分な湿潤養生を行うことです。コンクリートも人間と同様、水を飲みすぎて下痢したり(強度不足になったり)また、腹巻をしないで(十分な養生はしないで)腹痛をおこさないように(ひびわれが発生しないように)注意が必要です。

 
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